2017年12月23日(土)
シャンプーの種類と選び方
シャンプーは主に洗浄成分である界面活性剤で分けられます。
界面活性剤は、皮脂や整髪料などの油分を洗浄するのに必要です。
食器洗剤や洗濯洗剤にも同じように界面活性剤は含まれています。
当然、油汚れの多い食器洗剤は強い界面活性剤が使われ、水仕事が
多いと手が荒れてきます。
頭皮や髪も同じで、洗浄力が強すぎるとダメージを与える原因に
なるので、自分に合ったシャンプーを選ぶことが大切です。
頭皮にやさしい=洗浄力が弱いということになりますが、洗浄力が
弱いと今度は、皮脂などが落ちにくくなります。
洗浄成分の種類
シャンプーの主な洗浄成分は、
・石鹸系
・アミノ酸系
・高級アルコール系
の3つです。他にも両性ベタイン系、タウリン系、タンパク質系
がありますが、薄毛用シャンプーは上記の3つが多いです。
また1つではなく、複数の洗浄成分を含有しているシャンプーもあります。
石鹸系
石鹸系は、アルカリ性なので洗浄力は強めです。高級アルコール系シャンプーよりはは弱めです。
頭髪は弱酸性なので、石鹸系シャンプーを使うと髪がごわついたり、きしむといった使い心地は
あまり良くありません。
ですが、石鹸系は天然成分由来なので安全性が高いのが特徴です。
ベビー用のシャンプーにも使用され敏感肌やアレルギー体質の人におすすめです。
アミノ酸系
アミノ酸系は、陰イオンの洗浄成分のため頭皮や髪に吸着しやすい成分です。
保湿成分が吸着することはよいですが、しっかりすすいで洗い流さないと
成分が残り、トラブルになることもあります。
頭皮や髪にやさしい成分ですが、その分洗浄力も弱くなります。
高級アルコール系
高級アルコール系は、高い洗浄力と泡立ちがあり、よく汚れが落ちて洗いあがりもいいです。
そのことから、頭皮や髪にダメージを与えることがある成分です。
「ラウリル硫酸Naが入っているシャンプーはよくない」と言われることもありましたが、
これは良い面も悪い面もあり、洗浄力が強いのはすべて悪というわけではありません。
高級アルコール系は、洗浄力は強いですが、実際は頭皮にダメージを与えるような
割合では入っていません。
もし、頭皮がかぶれるようなことがあったら商品として問題ですよね。
逆に、やさしい=洗浄力が弱いということは、しっかり皮脂や整髪料が落とせない
ということにもなります。
これが、頭皮のかゆみや炎症の原因になることもあります。
単純に洗浄力が強弱が、シャンプーの良し悪しにはならないということですね。
つまりどれがいいの?
この成分がいいということはなく、使ってみて
泡立ち、洗いあがり、乾かした後の髪の手触りなどで
自分に合ったものを見つけるしかない
というのが結論です。
薄毛用シャンプーにアミノ酸系のシャンプーが多いのは、洗浄力よりも
低刺激に趣を置いたシャンプーだからです。
ただお話したように、洗浄力は弱くなり汚れが落ちにくくなるということ。
洗浄力の強い高級アルコール系のラウリル硫酸Naのシャンプーは、
美容院でもたくさん使われています。
洗浄力が強いことがが悪ではありません。
しっかり洗浄できて、頭皮・髪も痛まないシャンプーというはありません。
大切なのはそのバランスです。
そして、どの成分のシャンプーなのかをしっかり理解して使うことです。
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