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2018年1月31日(水)

髪が人に与える印象は大きい「マニアックな髪の話」

メラビアンの法則

メラビアンの法則とは、人間の第一印象は初めて会ったときの3~5秒で
決まり、そのほとんどの情報が「視覚情報」から得ているという概念です。

「髪」は人の見た目の印象を決めてしまう重要な要素の一つです。

女性では、さらさらの美しい髪はそれだけで魅力的です。

また男性においても清潔感のある、整えられた髪は安心感や信頼感を与えます。

健康的な髪、美しい髪とは

髪の印象は、髪型だけではありません。

髪型の他にも、色やツヤ感、感触、しなやかさなどがあります。

女優さんの髪は、ピカピカ、サラサラで本当に憧れてしまうきれいな髪です。
何もしていないのにあの髪を維持できることはなく、お肌と一緒で、
日々のヘアケアの努力を感じます。

今回は、ツヤや手触りの感触について解説していきます。

髪のツヤ

髪の表面は外側から、

キューティクル → コルテックス → メデュラ の順に並んでいます。
これらは蛋白質で構成され、健康な髪では中身に空洞が少なく密な構成になっています。

パーマ・ブリーチやヘアアイロンの過熱などにより髪に化学的な負担がかかると、蛋白質の一部が収縮・変性します。
また収縮による空洞と共に、洗髪によりこれらの蛋白質が流れ出ることで中身にさらに空洞が発生していきます。

髪の内部に空洞が発生すると、光りが散乱してツヤが失われて見え、傷んでいる髪となります。

特に明るい髪色では、ツヤ感の低下がより目立ちます。
黒髪が金髪にブリーチされた髪が、パサパサなのはそのためです。

髪のさわり心地

髪の表面には、キューティクルと呼ばれる層が重なっています。

その最外層には、MEA(18‐メチルエイコ酸)という脂肪酸の一種が結合しています。
「さらさらの髪」は、このMEAが密に配置されることで疎水性となり摩擦の少ない状態を作り出しています。

MEAは、パーマやブリーチのアルカリ性により、容易にはがれてしまいます。
またその後に洗髪により洗い流されてしまいます。
MEAがはがれた髪の表面は、親水性になり摩擦が大きくなります。
これが髪の感触が悪くなり、パサつく原因となります。

さわり心地を改善させるには、はがれてしまったMEAの代わりに髪の表面を覆う必要がます。
シャンプーやスタイリング剤に含まれるシリコンやツバキ油などは、これらの髪をコーティング
する役割があります。

「シリコンシャンプーはダメ」、「ノンシリコンシャンプーの方がいい」
というのを聞きますが、シリコンが入っているのがダメなわけではなく、シリコンは髪を
ダメージから守ってくれる役割があるのです。

シャンプーの役割については、
育毛コラム 「シャンプーの種類と選び方」 でもご紹介しています。

本来であれば髪にMEAを再構成してあげるのがよいですが現状では難しく、再付着させても
すぐにはがれてしますようです。

いつかMEA(18‐メチルエイコ酸)を再生できるヘアケア用品が出てくるかもしれません。
そのときは、いち早くご紹介していきます。

抜け毛や薄毛は、早めの対策が大切です。
育毛サプリメント・育毛剤・シャンプーで頭髪・頭皮ケアを始めては
いかがでしょうか。
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